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見た目は前傾?実はフラットバックだったクライアントへのリフォーマーセッション




こんにちは。

今回は、実際に行ったピラティスのリフォーマーセッションから、少し興味深いケースをご紹介します。


「骨盤が前傾っぽく見えるのに、実は後傾だった」

そんなフラットバック姿勢のクライアントに行ったセッション内容と、その意図をシェアします。






🧍‍♀️クライアントの姿勢タイプ:フラットバック



今回のクライアントさんは、前回パーソナルを行った時、骨盤後傾でしたが、写真を撮ると

前傾ぽく見えますよね🫣


しかし、評価をしてみると実際は骨盤後傾+腰椎前弯の消失という典型的なフラットバック姿勢。


骨盤に触れた時にあっ?今日は補正下着を

着用しているなと気づきました🤔✨


これはまさに、見た目と実際の姿勢のギャップにトレーナーとして気づけるかどうかが大切なポイントでした。


仰向けになりポールの上に寝ると


骨盤が後傾し、インプリントになってしまいます。ニュートラル(手のひら1枚)ポジションが

やりづらいとの事。

なので、最初の種目は、ブリッジからスタート▶️




👙 ガードルが与える“見た目の錯覚”



補正下着を使っている方に多く見られるのが、


  • 下腹部の圧迫によって腹筋が使えているように感じる

  • 胸郭が前に押し出されて反り腰や骨盤前傾に見える

  • 実際には骨盤は後傾し、腰椎の自然なカーブが消失している



という状態です。


つまり、“締まっている”=“使えている”ではないのです。



💡 今回行ったリフォーマーセッション



アーティキュレーション・ショルダーブリッジ

骨盤と脊柱の分節的な動きの再教育


ハンドレッド・プレップ

コア活性の準備・呼吸と体幹の協調


ダウンストレッチ

胸郭と腰椎の伸展・胸椎可動性アップ


ロングストレッチ

体幹の支持力向上・姿勢保持力の再教育


エレファント(フラットバック)

ハムストリングスの伸張・骨盤後傾の補正


ハンドレッド(本番)

呼吸と体幹の統合、締めくくりの統合エクササイズ


どの種目も

「姿勢を元のカーブに戻すこと、呼吸との協調を取り戻すこと」を意識して組んでいます。



📌 まとめ:見た目に惑わされない目と指導を



一見“反り腰”や“前傾”に見えても、実際にはまったく逆の姿勢パターンというケースは少なくありません。

特に女性の場合、補正下着の影響やライフスタイルによる姿勢の変化は想像以上に大きいです。


トレーナーやインストラクターとして、


  • 目の前の「見た目」だけで判断せず

  • 動きと感覚から「実際の姿勢のクセ」を見抜くことが、信頼される指導に繋がります。






✍️ おわりに



今回のようなケースは、セッションを重ねるごとにクライアントの気づきや変化が深まるとても面白いパターンです。


今後も、こうした実例を通じて「動きの再教育」のヒントをお届けしていきますね!




 
 
 

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